香港ドル(HKD)のFXをする方法とは?投資の魅力はあるか?

HKDとは、現在では香港とマカオで使われている通貨のことを言います。

香港ドル香港には中央銀行が存在していませんから、香港ドル(HKD)は香港金融監督局の監督の下、香港上海銀行、スタンダード・チャータード銀行、中国銀行の三行が発行している通貨となります。この香港ドルの最大ともいえる特徴は米ドル(USD)の裏づけをもって発行されているおり、いわゆるペッグ制をとっているところにあります。

ペッグ制とは

ペッグ制とはスイスフランが以前行っていたようにドルと香港ドルの2つの通貨の為替変動をある一定に保つ制度のことをいいます。したがってどんなときにもアメリカドル(USD)との為替差益が発生しないことになっています。

HKDはUSDとの間では 1USD = 7.75~7.8HKD の範囲のみで変動することが認められています。したがってUSDが上がればHKDも上がり、下がれば下がります。このため為替変動リスクが非常に少なくなっており米国と香港のスワップを安定して受け取れるためFX投資家には人気の通貨ペアになっているというわけなのです。

スイスフランショック後に扱い業者が減少

ただし2015年1月におけるスイスフランショックの影響で楽天に身売りしたFXCMは4月から香港ドル円の取引を中止していますし、外為どっとコムも新規の取り引きは停止中です。またYJFXのC-NEX(NDD方式)も香港ドル円の取引を中止しています。

スイスフランのときのように為替介入を無理に実施された通貨は、金融当局の政策が急遽変更になり、ペッグが外されてしまいますと、スイスフランの大暴騰のように大きな為替変動を引き起こしてしまうということがわかり、そのリスクを察知したFX業者のいくつかがさっさと香港ドル円の扱いをやめてしまったというわけです。

これは中国元についても一脈通じる話ですが、中国の通貨当局はこの先通貨政策をどう変えてくるかわからない状況にあります。特に直近での株式相場における暴落の予兆状態は、為替政策にも急激な変化をもたらすことがありうるわけです。ペッグ制やはりやめますからという話になった途端にスイスフランの比ではないぐらいのリスクが発生する可能性を察知した業者ほど早くその設定をやめてしまったというわけです。

微々たるスワップポイント狙いであえてHKDに手を出す必要はないのでは?

今年は米ドルの金利の上昇も確定的になっていますし、なんとなくきな臭い中国本土の状況を考えれば、いまこうしたペッグ制に支えられている通貨ペアを積極的に扱う必要があるかどうかは相当よく考える必要があるといえます。

とくに香港ドル円などと言う通貨ペアは架空通貨ペアのなかでももっとも実需のないものですからもともとの流動性などはほとんどありませんから、FXとして最適な通貨ペアとは言いがたい存在でもあるのです。

スイスフランと同じように、絶対枠組みは外れないと思っていたものが外れたときのインパクトはかなり多いですし、スワップ狙いとなれば買いを入れなくてはなりませんから、かなりリスクが大きいと言わざるを得ません。すでに国内FX業者が3社以上やめてしまったという事実がそのリスクの大きさを物語っているといえます。

今このタイミングにHKDを扱わなければならない理由はほとんど見つからないのが実情です。

スイスフランショックで会社が潰れかかり、日本法人をやむなく楽天に売り飛ばすこととなったFXCMが元の親会社からのご託宣でさっさとHKDの扱いをやめてしまったあたりにHKD相場リスクの大きさが十分に伺われる状況が見え隠れしているといえるのです。

ただ、国内ではヒロセ通商などまだ設定している業者は残っていますから、その意義を別にしても、どうしてもということであれば取引をすることは可能です。

香港ドル円FXができるFX会社⇒ヒロセ通商

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