DMMがついに2015年第一四半期で取引高世界第一位に

FX業界のデータをとりまとめて公表しているフォレックスマグネイト社が発表したところよりますと、2015年の第一四半期にDMM.comFXの取引高がGMOクリック証券を抜いて世界第一位になったとのことです。長らく一位を守り抜いてきたGMOがとうとう交代することとなったのです。

これは四半期で抜いただけなので年間での戦いは継続中ということになるのでしょうが、長くGMOクリック証券を取引高で抜くことができなかったDMMですからある意味で悲願達成ということができそうです。

DMMの報道発表資料によりますと、今回の躍進は、高性能な次世代取引ツールのローンチや多様なモバイルデバイス向け取引ツールの提供、取引チャネルの拡大などが評価されているようです。

国内のFX個人投資家は世界中のほぼ56%を占めているそうですから、とにかく国内での取引量を増加させれば確実に世界1の存在となることは間違いなく、今後も熾烈な戦いになることが予想されます。この世界第一位はDMM.FXが2009年に創業以来5年9ヶ月で達成したものとのことです。

実は開設口座数もDMMが一番になっているようでかなり躍進していることが伺えます。こうした大手に口座や取引ボリュームが集まるのは、やはり今年1月のスイスフランショックが大きく影響している可能性があります。外資系のFX業者が撤退したり事業売却したりしていますので、やはり利用が不安定であることが露見したこともありますし、世界的に資本力のFX業者の経営がかなり危機的な状況に陥ったことから、大手に取引が集中しはじめている可能性が高くなっています。

GMOクリック証券もFXプライムを完全に子会社にして上場していますし、大手に仕事が集まりやすくなっているのは事実であろうと思います。

まず重要なのは資本金自己規制比率もさることながら、もともとの資本金と運転資金をどこまで確保できるかが最大の問題となることが前述のスイスフラン危機のようなときに威力を発揮するということです。どれだけきちんとインターバンクのカバー先を持っているかも重要になりますが、レバレッジをかけて売買しているわけですから資金力があるかどうかが圧倒的な力の差になって表れることもよくわかったというわけです。こうした状況には国内の個人投資家もかなり敏感になっているのではないでしょうか。

これまでDMMは世界2位を逆手にとって広告を打ってきましたが、こうなるとますます世界一位を訴求するプロモーションとなることが予想されます。またGMOもとにかく巻き返しのプロモーションに躍起になるはずですから、今後の両社の顧客サービス合戦も楽しみになります。

しかし世界的に大手のFX業者というのは軒並み日本の会社となっていますので、FX投資というが非常に国内に定着していることがよくわかる次第です。顧客サービスにも実にいろいろなものが登場して他国とは大きく異なっているというのもうなずける状況といえます。

まだまだ2015年は半年以上残されていますからこの先の取引量の推移も非常に注目されるものとなりそうです。DMMの場合には、FXとまったく同じプラットフォームでCFDなどの取引もできるようになっており、顧客視点で見たときにはかなり使いやすいというメリットも多いことと思われます。

しかしGMOとの差はそれほど大きいなものとも言えず、顧客がどういう視点でDMMでの取引を増やしているのかの本当の理由をもっと詳細に知りたいところです。サーバーのレベルもこのあたりの会社になってくるとそれほど大きく異なるものでもありませんし、GMOとDMMの間の顧客の取り合いというよりはやはりほかからブランドスイッチしてきている可能性が高いようにも思われますね。こうしたカスタマーインサイトの詳細がわかるとさらにいろいろと参考になりそうな状況です。

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