円安時に狙い目の投資とは?ハイパーインフレに備えて外貨建資産を持つ

現状は、2011年の東日本大震災直後などに比べればかなりの円安水準になってきています。

これはアベノミクススタート以来、政権と中央銀行がタッグを組んで人為的に円安に誘導し株価を上げているからで、実態経済はたいしてよくなっていないものの、株価だけは安定的に上昇しているためにおきていることですが、実は米国も長くこの金融抑圧政策をすすめており官製バブルが続いている状況ですし、今年の3月からはECBもこうした金融緩和を行っていますので、世界各国の通貨安戦争が起きていることは間違いありません。

したがって何かのきっかけで円安に終止符が打たれる可能性があることは事実といえます。

ただし、現状では1ドル100円方向に多少戻ることはあっても75円といった超円高に戻る可能性はかなり低い状況であるともいえます。現状でもっともおこりそうなシナリオとして考えられるのが次のようなケースです。

参考:円安の今、投資しておけばいいものとは?【円安ドル高のとき何に投資すべきか】

現在の政権と日銀の金融抑圧政策・財政ファイナスが破綻する状況

ただし、今のアベノミクスと呼ばれる政策は、いろいろやっているように見えますが、早い話が金融抑圧政策であり、株を人為的に上げることで企業の含み益を増やし、実態景気とは別にとにかく輸出系企業の収益を改善させ、企業の内部留保金を増やすことには成功しているのです。また日銀自ら円を切り下げる政策にでており、黒田バズーカがはじまったこの2年だけでも2割以上の切り下げが成功しています。

しかし、この間に財政規律はまったく改善されておらず赤字国債は増加、日銀のバランスシートは300兆円を超える状況で、ギリシャの財政など笑えないほどの状況になってきているのです。

通常こうした危機的な財政状況を乗り切るためには二つしか方法はないと言われます。

ひとつはデフォルトをして対外債務を踏み倒す方法です。日本は戦争に負けた段階でデフォルトを起こした経験がありますが、これは今とはかなり意味の違うものです。またもうひとつの方法としてはハイパーインフレを起こして借金を帳消しにすると言う方法です。誰も口に出しては言いませんが、財務省も日銀も最後に狙っているのはこれなのではないかという感じが非常に強くしていることは間違いありません。

このハイパーインフレがやってくると円で貯金などしていても何の意味もなくなります。

国債金利の上昇局面では円高になることが想定されますが、だめな国とレッテルを押されればそんな国の通貨など持っていても意味はなくなりますから悪い通貨安が起こる可能性もでてきているのです。つまり国債は暴落し、株価も大幅下落、インフレだけやってきて、円も大幅安で止められない世界がやってくるという可能性が高まっているのです。

しかもよろしくないのは高度成長期ならば土地をもっていれば上昇したものが、今の日本では人口減少と高齢化社会の次元により固定資産なら安心でもなくなっているのが実情です。

こうした状況に対応した投資戦略としては、まず円ベースの資産から離れて外貨建てでの資産を形成保有することを考えるということです。今は確かに円安ですが、見方によってはドル高なだけですべてが円安ではない可能性もあるのです。

どうも円高になることを心配するよりもハイパーインフレがやってきて円だけで持っておる資産が大きく目減りしてしまうことのほうを心配したほうがよさそうな気配です。したがってこうした時代では外貨建ての金融商品や資産をまず持つことがお勧めです。

もちろんヘッジで円高対策を考える必要もありますが、今の状況を見ていますと円高のことよりもハイパーインフレで円資産がほとんどなくなってしまうことのほうが心配ですね。海外の主要都市では非常に不動産価格が上がっていますが、日本はそういう状況にはなっていません。このあたりも大きな違いになっているのではないでしょうか。この国を取り巻く経済環境は他国とはちょっと変わってきている気がします。

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