金商法対策の苦肉の策でYJFXが打ち出した新たなサービストレードコレクター

この5月から、YJFXよりトレードコレクターというサービスがスタートして話題になっています。YJFXこれはMT4で問題視された自動売買におけるコピートレード部分を払拭することを大きな目的としているようで、金融庁の厳しい指導下の中にあってYJFXが導入した苦肉のコピートレードともいうべきサービスになっているようです。

MT4をさっさとやめてしまったYJFX

国内では非常に高い関心をもってはじまったはずのMT4,メタトレーダーでしたが、既に目ネック証券は昨年9月に、そしてYJFXもこの3月にさっさとそのサービスをやめてしまいました。利用者が集まらないからなのか?と当初は思いましたが、実はMT4自体ではなくEAと呼ばれる戦略の有償配布に問題があったのです。

国内の金融庁の見解では、コピートレードのベースとなる戦略の有償販売は投資助言業の資格を持っているものだけに限られ、それ以外は違法販売であると言う見解を示していることが大きなネックになっているのです。ミラートレーダーでは、すべてのストラテジーはあくまでFX業者が無償もしくは投資助言料を得て提供するものであり、個人や第三者は一切絡まないのが基本となっているため、問題なく利用が可能となるわけですが、MT4は利用する戦略、EAはあくまで個人が自分で探してきて利用することから、ここが大きな問題となってきており、どの業者もMT4のことを積極的にプロモーションできない状況が続いてきたのです。

みんなのシストレも同様の状況

トレーダーズ証券では個人のトレードをコピーしてトレードできるみんなのシストレをローンチしていますが、結局プロの投資助言業の作成したコピートレードしか利用できないため、ソフトが増えず啼かず飛ばずの状況が続いています。こちらも個人投資家を巻き込むことができないことが盛り上がりにかけていることは間違いないのです。

海外ではeToroのようにソーシャルトレーディングと称して個人のトレーダーのコピートレードを行うことがシストレよりも大きな話題となっているのですが、日本では同様の状況を作り出すことはまかりならない状態なのです。

参考:eToroにみるソーシャルトレードの方向性について

トレードコレクターはリアルトレーダーの戦略をYJFXが一旦吸い上げる方式

今回YJFXがぶち上げた仕組みでは、リアルトレーダーの実際に行っている戦略や取引内容を一旦YFJXが分析し、自社の売買シグナルとして加工することでトレードコレクターの利用者である自社顧客に提供するというもので、直接的なコピートレードにならないように加工を施している点が大きな差別化ポイントとなっています。

こうしたリアルトレーダーの戦略をそのまま自動売買のストラテジーとして利用できるようにしたのが大きな差別化ポイントとなっているのです。金融庁の要件をクリアするためにかなり苦労して仕組みを考えた印象がありますが、これが、果たして市場でどのぐらい請けることになるのかは今後の様子を見守りたいところです。

シストレの世界では確かにテクニカルチャートの売買シグナルベースのストラテジーが多く登場していますが、コンスタントに利益を出せるものが少ないのも事実であり、とくに複数の戦略をポートフォーリオ的に導入すると必ずひとつぐらい大きく損失を出すものが毎回登場して足をひっぱるという、なかなか難しい状況が続くことが多いため、市場参加者は徐々にシストレから、ロジックのわかりやすいループイフダンにシフトしつつある状況です。それだけに今回のトレードコレクターの仕組みがどれだけ盛り上がることになるのかが非常に注目されるところとなっています。

まだこのサービスは始まったばかりですから6月以降、利用者数の増減を含めてどのような展開になっていくのか継続しチェックしていくことにしたいと思います。

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