国内官製株式相場は為替を気にしていない?日経平均と為替の関係

2014年7月に入ってから俄然上昇傾向にある日経平均株価ですが、6月末にGPIF以外の年金への株式購入要請をうけてKKRなどの年金が買い上げて一定の効果を上げていることは皆さんご存知の通りの状況となっています。

日経平均株価と為替の関係

しかし、昨年のように株価に為替のドル円がぴったり追随する相場にはなっておらず、ヘッジファンドなどの外人勢が現物株を買っていないがために、そのヘッジのためのドル円の買いも起こっていないことが殆どの投資家に認識される状況となっています。また日銀の支店長会議などでも円安に対するニーズがそれほど聞かれないといった発言が飛び出すなど、株価は消費増税に必須のアイテムとはなっているものの、為替は昨年のような円安主導状態になっていないことがはっきりとわかる状況です。

したがって当然為替は102円前後で殆ど固定相場のような状態を維持することになってしまっています。しかし上昇しないからといって下押しをするわけでもなく、ドル円を扱うトレーダーにとっては既に取引自体が難しい状況になってきていることは間違いありません。9月までこの株価のPKOが継続するとしても為替が一緒に上昇についていくことはなかなか想定しづらいのが最近のドル円の動きという状況です。

テクニカル分析の専門家からはすでに2ヶ月前から一旦は下落のリスクということが何度となく指摘されていますが、本当に下押しもしない状態であるため、市場参加者のフラストレーションも大きくなってきていることだけは間違いありません。通常膠着相場のあとは必ずどちらかに動いていくことが殆どですから、上なのか下なのかはわかりませんが、本格的な動きが出る可能性は益々高まっているといえますが、そのきっかけがいつ何処から来るのかについては誰にもわからないため、当分このイライラは解消しない相場が継続しそうな気配ではあります。

できることならば為替も株の上昇についていく相場展開を期待したいところなのですが、結局のところヘッジファンドを中心として外人勢がこの相場展開に乗ってこないことには為替もシンクロして動くのはかなり難しいということがいえそうで、下手をしますと今年は年初の105円超がもっとも高値で陰線引けという恐ろしい展開も視野に入れておかなくてはならない雰囲気になってきています。

今年前半は個人投資家も儲かっていないでしょうが、ヘッジファンドもほとんど利益を出していないといわれるため、後半に向けてなんらかの仕掛けがでることも考えておかなくてはなりませんが、上昇方向なのかどうかは依然不透明といえそうです。

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