FXのスワップだけで生活することは可能か?

FXでは低金利通貨を売って高金利通貨を買えばスワップ金利がもらえることは多くの方が既にご存知だと思います。しかしこのスワップ金利だけで生活することは果たして可能なのでしょうか?

まず生活に必要な資金側から考えますと、トルコリラでも年利が8.25%で、しかもその利益に対して20%の源泉分離課税がかかるわけですから原資の年利6%程度取れればそうとういい数字といえますし、ニュージーランドドルや豪ドルなどを考えますと年間で3%程度が確保できればかなりいい数字ということができるわけです。

したがって、幾らあれば暮らしていけるのかから考えた場合500万の利息が手元に残るためには1相当高い金利の通貨に預け入れても1億円はないとどうにもならないということになってしまいます。またかなり譲歩して年金支給程度の年間200万が確保されるとしても4000万から5000万程度の原資が必要となってくることが考えられます。仮にこれにレバレッジをかけることでその金額を同様のボリュームに増幅するとなれば200万程度の資金でも同様の利息を得られる可能性はでてくることになります。

ただし、レバレッジをかけるということは原資自体が為替の変動で大きく減少する可能性があることを示唆していますので、利息はでても原資が大幅に減少すると言うこともリスクに考えておく必要がでてくることは間違いありません。

たとえばトルコリラ円などは少し前までは1トルコリラ48円程度でしたが、10月末の日銀の追加量的金融緩和で円が売られた局面では53円ぐらいまで上昇しました。しかしこれがまた大きく下落しようとしていますので高いところで買ってしまうと簡単に1割ぐらいは原資が減ってしまう可能性があるということです。

トルコリラの場合はこのレベルですが、ロシアルーブルなどですといくら16%以上の利息が確保できるといってもいきなり通貨の価値が半額になってしまうということも考えられますし、そもそも流動性がないことから為替自体もここ一番で売却ができないことすら考えられますから、まったくノーリスクで簡単に売買できるほどの話ではないことがわかります。

できればレバレッジも下げて売買するのがリスクが少なくなるといえますが、果たして高金利通貨を買いっぱなしにしておくだけで利益がでるかどうかは、正直なところやってみないとわからないというのが実情で、豪ドルやNZドルといった比較的価格の落ち着いた通貨であっても同様の状況ということができるのです。

しかがって、やはり通貨ペアの上昇局面では買いを入れ、下落局面までには売却するといった小まめな作業をして為替の差益も含めて利益を確保していくことがもっともこうした取引では可能性の高い方法といえるのでではないでしょうか。もっとも有効なのは、新興国などで通貨が大幅に下落した直後に買いを入れることで、しかもデフォルトといったところまで問題を起こさない通貨であればある程度の利息を定常的に得られる可能性が高まるとはいえます。

現状でのスワップ収入がもっとも高い通かといえるのは南アフリカランドで少しずつナンピンをすることで原資の増えたものを再投資することで数字を増やしていくという方法は考えることができます。しかし正直なところそれだけの原資をもってFXをやることができるのであれば、スワップに依存しなくても十分200万から400万程度の利益を確保することができる可能性が高いのも事実で、そのあたりの損得勘定はよく考えるべきではないかと思われます。

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