オプション売買から見る為替市場の先行き【バニラオプション、リバースノックアウトオプション等】

2014年のドル円を中心とした為替相場を考えた時、非常に市場に大きな影響を与えることとなったのがオプションの存在といえます。

バニラオプションでも相場に大きく影響

2014年は春先から夏場まではドル円を中心として殆ど相場が動かず、夏場は105円にあったバニラオプションを見合いにしてファンド勢が105円を超えれば売り、下がれば買うを繰りか閲してとうとう105円台に1ヵ月近く膠着するというなんとも手をかけにくい相場展開となりました、

リバースノックアウトオプション文字通りノックアウトの11月

また9月以降は急激なドル円の上昇が続き10月末の日銀の追加緩和ではさらにそれが加速することとなり、とうとう2週間ちょっとで10円以上の上昇となってしまい115円あたりから50銭ごとに設定されていたリバースノックアウトオプションを次々粉砕し、為替の購入コストを安くするためにこうしたオプション条件付である意味での為替予約をしていた輸入勢のドル調達がまったく不能になるといった驚くべき事態も起こってきており、今もまだ継続中となっています。

オプション売買状況で市況の方向感を予期できる

市場では130円以上のコールオプションを既に購入するヘッジファンド勢も現れていることからオプションの売買状況をみることによって投機筋が為替でどのような方向感をもっているのかを伺いしれる状況となっています。

もちろんこうした情報はまとめて本当のことがわかるわけではありませんので、あくまでGI24などの為替ニュースで集められている情報に依存せざるをえないわけですが、こうした情報を総合しますとドル円は2015年に向けては上方向での購入が進んでおり、一方ユーロドルでは早々と1.1のプットオプションを購入するヘッジファンドの存在が確認されつつあります。

個人でも買える?バニラオプション

個人投資家にとってはこうしたオプションを売買する機会というのは殆どなく、オプションといえばバイナリーオプションのことしか思い当たらない(参考:バイナリーオプションとは【海外のFX業者には要注意】)投資家の方も多いと思いますが、実はバニラオプションであればサクソバンクFXが個人投資家向けに販売をしているため、ヘッジファンドと同じような売買目標をたてていくことも可能になってきているのです。

バニラオプションであれば、価格が上昇してそのポイントに近づいてくればオプション自身を売買して高く売ることも可能になるため、日々の相場の売買とはまた別に利益を上げる機会を得ることもできるのです。

オプション売買の動向は市場の風見鶏

実際にこうしたオプションを個人で買うかどうかは別としても、その存在と購入状況に関する情報を粒さに観察していますと、市場で仕掛けを作ろうとしている向きがどの方向で売買を考えているのかを見決めることができ、非常に役にたつこととなります。

為替市場では事ある毎に話題になるオプションの存在ですが、このオプションがいい意味でも悪い意味でも価格の形成のために大きな影響を及ぼしているということについては強く意識しておくことが必要なようです。

今回リバースノックアウトオプションの115円以上がかなり粉砕されたことでわかったここですが、輸入勢というのはことのほか為替予約をしておらず、結構行き当たりばったりでビジネスをしていることです。

しかもコストダウンのためにあえて条件付で購入したオプションがすべてなくなりドルの購入権を失ったことから高値でも今後ドル円でドル買いをせざるを得なくなってことに加え、輸出勢は上の価格帯で売りを置いていないとも言われ、実需ベースではドルを売りたいとおもっているプレーヤーが殆ど存在しないというきわめて独特な市場状況が形成されつつあることにも注意しておくことが必要になりそうです。

こうしたことも年明け以降さらに円安が進めば市場がそれについていかざるを得ない状況をさらに作り出しそうな気配で、引き続き注意して相場の動きを観察していくことが求められます。

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