ドル円が動かないのはオプションのせい?【ボラティリティが低下している原因】

2014年5月、6月と歴史的な低ボラティリティを経験しているドル円ですが、この背景にオプションの存在があるという説がかなり濃厚になってきています。

相場が動かない状況下では時間が経つにつれてオプションの価値は低減することになってしまいます。これはとりもなおさず損失が発生することを意味するわけで、オプショントレーダーはこうした状況における収益を改善させていくためにガンマトレーディングと呼ばれる方法に力を入れることになってしまうのです。

つまりオプションを境にして上がったら売り、下がったら買うというスポット取引を期日まで徹底して行うようになるのです。

たしかに、102円などに多く設定されるガンマオプションなどを利用して上下に行き来することが多くなり、期日に向けてその周辺の価格に張り付いて動かなくなるという状況はこれまでのも何度も見られてきたものとなっています。また短期オプションの売却もこうした動かない市場に拍車をかけることとなります。

この短期オプションは時間とともに価格変化が激しくなることから、ショートポジションを持つことでボラティリティが著しく低下して局面では収益を上げられる可能性が高くなることとなります。このようなオプションに絡む取引が、より一層の相場の膠着感を醸成するようになり、結果として回りまわってさらにボラティリティが下がるという悪循環を生み出すことになるのです。

こうした膠着状態をどのタイミングで抜け出すかが注目されるところですが、ある意味でオプションファンドのオプション設定の先行きをチェックしていくことで相場の動きそうな方向感といったものを探ることも出来そうです。本来オプションはリスクヘッジのために積極的に利用されるものですが、結局相場が動かなくなってしまうとさらにそのこう着状態を助長する動きになってしまうツールにもなるところがなかなか悩ましい存在といえます。

また個人投資家にとってはFXニュースなどに登場するオプション情報以外は包括的にオプションの存在とボリュームを確認する手立てがないのも事実であり、あくまで相場のプライスアクションから類推していくことしかできないのも取引を難しくしているということができます。しかしこれも為替相場であることは間違いない状況ですから、とにかく冷静に市場の動きを見ながら何が起こっているのかを判断して対応していくしか適切な方法はないともいえる状況で、とにかく相場の動きを注視していくことが肝要です。

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