個人投資家はほどんが儲かっていないという事実

その昔芸能人は歯が命というCMが話題になりましたが、店頭FX業界はまさにドル円がその生命線であることがフォレックスマグネイト社の最近の調査結果で明らかになっています。

GMOクリック証券過去最高記録の2014年10月

8月にまったく動かなくなったドル円ですが、9月から突如として動き出し10月で爆発的な上昇に弾みがついたのはご存知のとおりです。

GMOクリック証券の発表ではFXネオで10月取引が新記録を樹立したそうで、10月単月は前月比28%アップの114.92兆円を記録し、前年同月比なんと94%の伸びとなっているそうです。

この調子でいけば11月もかなり高い伸びが期待できるようで、まさに黒田緩和がFX業界をも潤わせていることがわかります。グラフィックス1

DMMも急伸張

一方、DMMFXも同様に9月に続いて10月にも大きく取引額が伸び米ドルで8395億ドルとなり、前月比で50%急伸することとなっています。これをみますといかにドル円が動くことが個人投資家の取引増になるかを如実に表す結果となっています。グラフィックス2

興味深いのは、ドル円が上昇した月というのに非常に取引量が集中することで、過去は円高を主体とした取引であったのかも知れませんが、最近のアベノミクスがはじまってからの2年近くは売りも買いもできる為替でありながらもドル円を買うタイミングが最も取引額が大きくなっていることがわかります。

海外業者でも同様の状況が展開

さて、こうした状況は日本だけのことなのでしょうか?

サクソバンクが公表した10月の取引額はやはり好調で、2013年1月以来の最高値を記録しています。

日次平均取引額は171億ドルで前月の146億ドルから17%増加、月次でも3920億ドルと前月の3210億ドルから22%増加でこれが2013年1月以来の数字となっているのです。前年同月比で見ますと月次では65%増加となっており、やはり大きな動きが観測されています。

サクソバンクの場合にはグローバルの取引であることもあって、ドル円主体では必ずしもありませんが、要するにドルが動くと世界中でかなり活発に取引が行われることを示唆しているといえます。

外為オンラインのディールスコープがさらに面白い 個人投資家は儲かっているのか?

さて、ドルが動くと国内外双方のFX業者の扱いが増えることは発表数字でよくわかりますが、それでは個人投資家は儲かっているのかという問題が見えてきます。

外為オンラインが開示しているディールスコープが極めて興味深い傾向を示しているのです。

これは自社における売買ポジション動向を示したものですが、日本の個人投資家の傾向は逆張りで、円高が進めば買いポジションが増え、円安が進むと売りポジションが顕著に増えることになるのです。

もちろん利益確定売りも入るでしょうから全てが逆張りというわけでもありませんが、保有ポジションから見た場合にはやはり逆張りがきわめて多いことがわかるのです。

参考:外為オンラインのディールスコープの評判、特徴について

こうした情報をもとにすると個人投資家の売買動向の裏をかいて逆さまの方向に売買していると利益がでることがわかります。

以下の表は同じく外為オンラインが開示している顧客の保有ポジション表ですが、爆騰した11月6日115.50円をつけてから一気に114円台初頭まで下げたあとの個人投資家の売買ポジションは一気に売りポジションが増えていることがわかります。

しかしその後まで115円台に相場は盛り返していますので、かなりの指値のポジションは踏み上げられ、結果として損切りを余儀なくされています。

これだけドル円が一方向に動いていても個人投資家はなかなか利益が出せない状況がはっきりと見えてくるというわけです。今回の日銀の追加金融緩和には異論のある向きも多いいことでしょうが、市場は正義にもとづいて動いているわけではなく、個人の意に反してさらに暴力的に進行してしまうことがこれまでに何度となく確認されています。

これだけのビッグディールが確認された時期でも儲からない個人投資家が多いとすれば、やり方を変えていかなくてはならないことを示唆しているともいえます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください