国内FX業者はそのサービス内容でいくつかのレイヤーにわかれるようになっています。

国内では70社近い店頭、取引所FX業者が存在しますが、ここへ来てそのサービスの内容がいくつかのレイヤーに分かれ始めていることがわかります。まとめてみますと次のようなものになってきています。

エントリーユーザーを徹底的に取り込むタイプの業者

FXの国内口座登録者の累積総数は既に500万を超えていると言われますが、実際のアクティブユーザーは80万口座前後で、しかもその中で複数の口座を利用しているユーザーも多いので実際には50万人ぐらいが実利用者と見られています。

したがって多くのFX業者はロストユーザーではなく新規に証拠金を入れて売買をしてくれるアクティブユーザーを募集することに力をいれる必要があるのです。

こうした状況の中で誰を顧客として獲得してくるかが各社それぞれの戦略になっているわけで、まったくのエントリーユーザーに注目している会社も何社か見受けられます。

たとえばFXプライムGMOの選べる外貨の口座は自社の広告告知にも記載されていますが、その6割以上がFXは初めてのユーザーということで、完全にエントリーユーザー狙いのプロモーションを展開していることがわかります。

1通貨ペアから売買のできるSBI FXトレードオアンダジャパンなども証拠金の少ないエントリーユーザーにとっては参入しやすい口座ということが言えそうです。

自動売買で積極的に新規顧客を開拓する業者

一方、最近非常に人気がでてきているのが自動売買です。

いわゆるシストレですが、本格的に自動売買で出来るのはイスラエルのプラットフォームプロバイダーのミラートレーダーを実装する会社とロシアのメタトレーダー社が開発したMT4をプラットフォームとして提供する会社、さらに独自のシストレを提供する会社の概ね三つに分かれています。

ミラートレーダーはその売買設定をすべて業者のサーバーの中で保管、運用することができるため初心者でも特別な接続設定環境を必要としないため初心者でも簡単に利用が可能となっています。

またMT4は独自の戦略をいくらでも導入させることができますが、常時ネットに接続させられるサーバー環境を必要とするため余分な知見とコストが必要になり、それなりにハードルの高いものとなっています。また独自のシストレを提供する業者は日本の業者ならではのサービスを提供しており、こちらも人気になっています。

現在ミラートレーダーを提供する業者はインヴァスト証券FXプライムGMO, FXTF、PLANEX TRADE.COMなどとなっています。またMT4については、FOREX.COM,オアンダジャパン、アルパリジャパン、FXTF,外為ファイネスト、YJFX,マネックス証券などとなっています。

さらに独自のシストレを提供しているのがひまわり証券、アイネット証券等となっています。

新たなサービスで顧客の取り込みをはかるFX業者

さらに、自動売買とも異なる新たな取引サービスでFXへの知見のある顧客の業者ブランドスイッチをはかろうとするところも登場しています。

たとえばインヴァスト証券のトライオートがこうしたものを代表するものとなっています。トライオートは当初の売買設定をトレーダーが自らインプットしてその後の刈り取りは半自動で機械が売買してくれるというユニークなもので2014年のローンチからすでに6万口座近くをこのしくみ一つで増加させる大きなドアオープナーとなっています。

また老舗ではM2Jがトラリピと呼ばれるIFDOCOのリピート注文機能を提供して口座開設者の役6割以上がこのサービスを利用しています。最近ではこうした流れを受けて外為オンラインでもiサイクル注文といった簡単な仕組みでの自動売買がはじまっていますし、YJFXもリピトレを導入しています。この領域もFX業者の一つの大きな流れといっていいものです。

参考:ループイフダン系サービスFX会社別比較検証

完全にハイエンドなスペックで勝負する業者

これまでのサービスレベルとは異なり完全にハイエンドに対応したスペックを提供する業者も現れています。ひとつはセントラル短資のウルトラFXです。

この口座は完全なNDD方式で20社近いインターバンクと直結し、顧客に最良のスプレッドを提供するもので、全稼働時間の1%以上がゼロスプレッドであったりマイナススプレッドになったりといった猛烈なスペックを提供するようになっているのです。

こうした流れに追随してFXCMでは自社のマークアップを外出しにしてインターバンクのスプレッドをすべて開示した口座をスタートしています。このNDD方式は既に海外のFX業者では8割が採用している透明性の高いプランであり、日本でもヘビーユーザーを中心として大きく支持されそうな勢いとなってきています。

このようにFX各社はそれぞれに異なる戦略を打ちだし始めていますので、選択するサイドもかなりよく考えてどの業者を利用するかを決定すべきものとなってきているのです。

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