動かぬ為替相場の影にオプションあり【FXとオプション取引の影響関係】

2014年、この夏、ドル円を中心とした為替市場は前代未聞のこう着状態を続けることになりました。

実はこの動かない相場の影に置くション市場の存在が大きく影響したといわれているのです。

オプション取引の影響とは

これはここ数年急激に拡大している投資家層を中心としたオプション取引のことをいます。たとえば、外貨建て投信で売買されているカバードコール取引などがこれに当たるもので、ドル建ての資産に投資する場合に、ドル円のコールオプション、つまりドル買い権利のあるオプションを売却し、一定水準を超えるドル円の上昇による値上がり益については放棄し、逆にオプションプレミアムを得て全体としての利回りの上昇を狙うといったものが上げられます。

この場合には原資産をバックにオプションを売却する典型的オプション取引であり、世界的な低金利時代の中で期待リターンを増やすためにこのような手を使う投資家が増えていることが背景にあると言われています。相場がまったく動かない場合には、時間経過に伴ってオプション価格は低減し、損失が発生することになります。

それをオプションディーラーが収益挽回をはかるため、オプション価格より上がったら売って下がったら買うというスポット取引を繰り返す、いわゆるガンマトレーディングを頻発させますし、短期オプションの売却を行うことも頻発し、結果としてこうしたオプションディーラーのトレーディングが益々プライスの膠着感を醸成することとなってしまうのです。

こうしたことから6月から8月の頭まで105円を基点とするディセンディングトライアングルを形成し、上値抵抗線は右肩下がりとなり、ネックラインは水平線の弱気型の三角持合を形成してしまい動きが取れなくなってしまったと見られています。

膠着が長いとそのあとは乱高下

こうした状況はドル円では結構頻繁に起こるもので2013年の10月にも同様の形となりましたが、こうした動きが膠着した後にはヘッジファンドなどの投機筋がポジション造成を活発化させ、それに絡んだノックアウトポジションの前後でバリアが形成されるため、いきなり上下に加速し相場が動き出すことが多くなるのです。

今回の109円方向への動きもやはり膠着語いきなり動きだしています。個人投資家にとっては中身が非常にわかりにくい為替に絡む金融業界ならではの状況ですが、相場が動かない原因というのはやはり厳然と存在するわけで、こうしたことについてもある程度状況を把握することが必要になってきているのが、昨今の為替市場ということができそうです。

[bcd url=”https://fxblog.invests-vision.com/post-31″]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください