NDD方式は本当にユーザーにやさしいのか

国内FX業者が相次いでNDD方式による取引とマージンの外だしを表明したことから、急激にNDD人気が高まりつつあります。海外ではすてに8割近い業者がNDDとなっており、FX業者の中にディーリングデスクを置いて顧客からの注文にFX業者が対応するというのは既に国内の一部業者だけになりつつあるようです。

このNDD方式が本当に素晴らしいものなのかどうかは正直よくわかりませんが、たった一つだけはっきりしていることは競争環境のなかで複数のインターバンクから出される価格の最適化が測られるので少なくともマーケットプライスに極めて近いということで、個人投資家も適正な売買ができるということだけは間違いありません。

本来インターバンクで経済指標の直前などは価格がなくなるものですが、それをコンピューターがむりやり作り出して提供してくれるのがインターバンク直結価格ということですから、個人投資家もほとんどインターバンク上で取引しているのに近い環境が作り出されており、このいくつかの業者から提示されるスプレッドがマイナスになったりゼロになったりすることから、さながらスプレッド上でアービトラージのような状況が作り出されるようになっているのです。

ただ、こうした特別なスプレッドというのはだいたい閑散時間帯が多いようですからマイナススプレッドがでたから売買するという形では使えないことも事実です。最近ではサクソバンクFXがNDD方式に、さらにプライスがうまく出ない時間帯に自社で調整して狭いスプレッドを提供するというこれまでの自分のところの利益だけ確保するDD方式とは異なるやり方を提供しはじめて話題になっています。

同社ではこれをハイブリッド方式と呼んでいますが、どうやらこうしたスプレッドに自社のマージンを載せて混ぜ合わせる方法から、しっかりスプレッドは透明感をもって顧客に提示する時代がやってきそうな状況となっています。

国内のFX個人投資家はすでに世界のFXマーケットでは57%を占めるようになっており、日本における個人投資家のFX投資行動は世界のFX市場に大きな影響を与えるようになっています。国内でのこうした動きが一つのFX取引の標準となってくることは間違いない状況で、FX取引を取り巻く環境もまた大きく変化しようとしているのです。最近では自動売買のできるMT4やミラートレーダーを提供する業者のスプレッドは2.5銭以上とひどく広がる傾向にありますが、こうした流れにも修正が加えられることになるのは間違いない状況といえます。

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